中部地方

◼豊川稲荷(愛知県豊川市)

★曹洞宗

日本三大稲荷の1つとされる。 豊川稲荷は神社ではないものの、境内の参道には鳥居が立っている。稲荷寿司発祥の地の一つとして知られ、豊川駅、豊川稲荷駅からの道には稲荷寿司の店が並んでいる。

ご朱印の「吒枳尼天」は、境内の鎮守として祀られる「稲荷」のことである。

◼大樹寺(愛知県岡崎市)

★浄土宗

徳川氏(松平氏)の菩提寺であり、歴代当主の墓や歴代将軍(大樹公)の位牌が安置されている。「厭離穢土 (おんりえど、えんりえど)」戦国時代、徳川家康の馬印に用いられたことで知られる。

松平元康(後の徳川家康)は、桶狭間の戦いで今川義元討死の後、菩提寺である三河国大樹寺へと逃げ隠れた。前途を悲観した元康は松平家の墓前で自害を試みるが、その時13代住職の登誉が「厭離穢土欣求浄土」と説き、切腹を思いとどまらせたと言われる。

すなわち、戦国の世は、誰もが自己の欲望のために戦いをしているから、国土が穢れきっている。その穢土を厭い離れ、永遠に平和な浄土をねがい求めるならば、必ず仏の加護を得て事を成すとの意味。

◼金蓮寺(愛知県西尾市)

★曹洞宗

弥陀堂は源頼朝が三河国守護の安達盛長に命じて建立させた三河七御堂の一つと伝えられている。一間四面堂の流れを汲む鎌倉時代の建築で、県下では最古の木造建築物であり、昭和30年に国宝に指定された。「国宝みだ堂」と書かれている。

◼専修寺(三重県 津市)

★真宗高田派 本山

浄土真宗の開祖親鸞が、関東各地の教化に入って十余年、真岡城主大内氏の懇願により建てられた寺院と伝えられる。1225年(嘉禄元年)、親鸞53歳のとき明星天子より「高田の本寺を建立せよ」「ご本尊として信濃の善光寺から一光三尊仏をお迎えせよ」との夢のお告げを得て、現在の栃木県真岡市高田の地に専修念仏の根本道場(如来堂)を建立したのが起源とする。本山は三重県津市一身田町に、本寺は栃木県真岡市高田にあり、本寺の住職は本山専修寺の住職が兼任している。

墨書きは「専修寺」。

◼蓮光院初馬寺(三重県 津市)

★真言宗御室派

伝承では推古天皇22年(614年)、厄年で病となった聖徳太子が自ら刻んだ馬頭観世音菩薩を祀ったのが始まりという。江戸時代 津藩主藤堂家の祈願所となる。

ご朱印は、ご本尊の「馬頭観世音」。

伊勢の津七福神、「恵比寿天」のご朱印。

◼四天王寺(三重県 津市)

★曹洞宗

推古天皇の勅願により、聖徳太子が建立したと伝えられている。戦火で荒廃と復興を繰り返していたが、安濃津城主だった織田信包が再建し、織田信長、信包の母でもある土田御前の墓がある。

ご朱印は、ご本尊の薬師如来坐像に因んだ「醫王殿」。

◼津観音(三重県 津市)

★真言宗 醍醐派

当寺は、日本三観音の一つに数えられる真言宗寺院でも屈指の名刹である。その歴史は和銅2年(709)にまで遡り、中世、近世、現代と時を経ても常に庶民の心のよりどころとして津のシンボル寺院であり続けている。室町時代の永享2年(1430)に、将軍足利義教が勅命を奉じ境内に三重塔や恵音院を建立したり、延徳2年(1490)には天台真盛宗の開祖、真盛上人が山内不動院に滞在し、観音堂に於いて説法され天台真盛宗を広められた。

ご朱印は、山号の「恵日山」とご本尊の「聖観音菩薩」に因んだ「恵日大悲殿」。

◼真善寺(三重県 亀山市)

★真宗高田派

通常ご朱印の「唯見佛光」。

通常ご朱印。

通常ご朱印。

2017年6月の限定ご朱印。

2017年6月の限定ご朱印。

七夕ご朱印。

◼法多山尊永寺(静岡県袋井市)

★高野山真言宗 別格本山

遠州三山の一つで、寺号の「尊永寺」よりも山号の「法多山」の名で広く知られている。神亀2年(725年)聖武天皇の勅により行基上人が開山したとされる。

ご朱印は、ご本尊の正観世音菩薩に因んだ「大悲殿」。

◼医王山油山寺(静岡県袋井市)

★真言宗智山派

遠州三山の一つ。大宝元年(701年)に行基が創建し、油が湧出した所から「油山寺」の名が付いたという。その後天平勝宝元年(749年) 孝謙天皇が眼病平癒を願い、当寺の「るりの滝」の水で眼を洗浄したところ、全快したので勅願寺に定めたとされる。以来、特に目の守護、眼病平癒の寺として信仰を集める。

ご本尊の薬師如来に因んだご朱印「瑠璃光」。

遠州三山風鈴まつりの限定ご朱印「風天」。

◼可睡斎(静岡県袋井市)

★曹洞宗

遠州三山の一つ。江戸時代には「東海大僧録」として三河国・遠江国・駿河国・伊豆国の曹洞宗寺院を支配下に収め、関三刹と同等の権威を持った。

秋葉山の神仏分離に伴い三尺坊大権現が遷座され、火防災除の寺ともなったことに因んだご朱印「秋葉總本殿」。

遠州三山風鈴まつりの限定ご朱印、青い印の「三尺坊」。

◼龍潭寺(浜松市北区)

★臨済宗妙心寺派

大河ドラマ「直虎」でおなじみの龍潭寺。井伊家の菩提寺で、戦死した井伊直盛がこの寺に葬られると、直盛の法号から龍潭寺と改められたとされる。

ご朱印は、ご本尊の「虚空蔵佛」。

◼宝林寺(浜松市北区)

★黄檗宗

黄檗宗開祖隠元禅師と共に来朝した明国の僧独湛禅師が、旗本金指近藤家2代目近藤登之助貞用の尊崇をえて、1664年(寛文4年)に近藤家の菩提寺として開創されたとされる。

龍文堂に祀られる「龍文坊」大権現のご朱印。

ご朱印は、お釈迦様の別名「萬徳尊」。

◼方広寺(浜松市北区)

★臨済宗方広寺派 大本山

1371年(建徳2年)この地の豪族奥山朝藤の開基により、後醍醐天皇の皇子無文元選を開山として創建された寺とされる。明治に入り臨済宗南禅寺派に属していたが、1903年(明治36年)独立して臨済宗方広寺派の本山となった。この寺に祀られる半僧坊権現は開山の無文が中国の元から帰国する際、悪天候の中、無文の乗った船を守護したとされる神である。

ご朱印の「奥山半僧坊」は、当寺院の別称。

◼善光寺東海別院(愛知県稲沢市)

★無宗派

正式には双蓮山善光寺という。また長野県長野市にある信州善光寺をはじめとする各地の善光寺との区別のため祖父江善光寺、尾張善光寺とも呼ばれている。

ご朱印は、ご本尊の御本尊は一光三尊阿弥陀如来に因んだ「一光三尊佛」。

◼大須観音(名古屋市中区)

★真言宗智山派 別格本山

日本三大観音の1つとも言われる観音霊場である。なごや七福神の一である布袋像を安置する。寺内に、「古事記」の最古写本をはじめとする貴重書を多数蔵する「真福寺文庫」がある。

ご朱印は、ご本尊の聖観音に因んだ「大悲殿」。

◼宝寿院(愛知県津島市)

★真言宗智山派

弘仁9年(818年)にこの地を訪れた空海が蔓延する疫病に苦しむ人々のために津島牛頭天王社(現在の津島神社)の隣に堂を設けて薬師如来像を奉って祈祷したものが始まりとされる。

ご朱印はご本尊に因んだ「薬師如来」。

9月の書き置きの絵入り限定御朱印。

◼萬福院(名古屋市中区)

★真言宗智山派

成田山新勝寺の分院で、なごや七福神の福禄寿を祀る。重秀法師により、清洲(現在の清須市)に建立。大正年間、新勝寺より不動明王を勧請し本尊とし、潮音山から成田山になった。

ご朱印は、ご本尊の「不動明王」。