奈良市周辺

◼興福寺(奈良県奈良市)

★法相宗 大本山

南都六宗の一つ、また南都七大寺の一つに数えられる。藤原氏の祖・藤原鎌足とその子息・藤原不比等ゆかりの寺院で、藤原氏の氏寺であり、古代から中世にかけて強大な勢力を誇った。

「令興福力」は「福を起こす力を持つお寺となる」という意味で、藤原不比等の父、鎌足が信仰していた『維摩経』(ゆいまきょう)に「福力を興さ令む(ふくりきをおこさしむ)」という経文があり、この言葉の由来となっているという説がある。

「中金堂」は藤原鎌足発願の釈迦三尊像を安置するための、寺の中心的な堂として和銅3年(710年)の平城京遷都直後に造営が始められたと推定される。のちに東金堂・西金堂が建てられてからは中金堂と呼ばれている。

東金堂(国宝)は神亀3年(726年)、聖武天皇が伯母にあたる元正天皇の病気平癒を祈願し、薬師三尊を安置する堂として創建した。

「東金堂」(国宝)は神亀3年(726年)、聖武天皇が伯母にあたる元正天皇の病気平癒を祈願し、薬師三尊を安置する堂として創建した。

南円堂(重文)は弘仁4年(813年)、藤原北家の藤原冬嗣が父・内麻呂追善のため創建した八角堂。現在の建物は寛政元年(1789年)の再建である。

「南円堂」(重文)は弘仁4年(813年)、藤原北家の藤原冬嗣が父・内麻呂追善のため創建した八角堂。現在の建物は寛政元年(1789年)の再建である。

2017年、仮講堂で開催されていた特別拝観「阿修羅」に合わせていただいた「講堂」の見開きご朱印。

◼元興寺(奈良県奈良市)

★真言律宗

元興寺(がんごうじ)は、奈良市にある、南都七大寺の1つに数えられる寺院。蘇我馬子が飛鳥に建立した、日本最古の本格的仏教寺院である法興寺がその前身である。

「智光曼荼羅」は元興寺のご本尊。

「瑠璃光」は西国薬師四十九霊場の御朱印。

◼薬師寺(奈良県奈良市)

★法相宗 大本山

興福寺とともに法相宗の大本山で、南都七大寺のひとつに数えられる。本尊は「薬師如来」、開基(創立者)は天武天皇、道昭、義淵。

金堂に安置される薬師三尊像は、飛鳥時代後期(白鳳期) – 奈良時代(7 – 8世紀)の作で、国宝に指定されている。

伽藍最大の建造物である大講堂は2003年の再建。本尊の銅造三尊像(重文)は、中尊の像高約267センチの大作だが、制作時期、本来どこにあった像であるかなどについて謎の多い像である。かつては金堂本尊と同様、「薬師三尊」とされていたが、大講堂の再建後、寺では「弥勒三尊」と称している。

東院堂のご本尊「銅造観音菩薩立像」に因んだ「聖観音」のご朱印。

大講堂内にある仏足石に因んだご朱印「南無佛」のご朱印。仏足石は釈迦の足跡を刻んだ石で、薬師寺のものは国宝に指定されている。

2017年ロータスロードの限定ご朱印「瑠璃華」。

◼唐招提寺(奈良県奈良市)

★律宗 総本山

南都六宗の1つである。ご本尊は「廬舎那仏」、開基(創立者)は鑑真である。寺名の「招提」は、サンスクリット由来の中国語で、元来は「四方」「広い」などの意味を表す語であったが、「寺」「院」「精舎」「蘭若」などと同様、仏教寺院(私寺)を指す一般名詞として使われていた。つまり、唐招提寺という寺号は、「唐僧鑑真和上のための寺」という意味合いである。

2017年ロータスロードの限定ご朱印「蓮華花」。

◼西大寺(奈良県奈良市)

★真言律宗 総本山

奈良時代に孝謙上皇(重祚して称徳天皇)の発願により、僧・常騰を開山(初代住職)として建立された。南都七大寺の1つとして奈良時代には壮大な伽藍を誇ったが、平安時代に一時衰退し、鎌倉時代に叡尊によって復興された。

「釈迦如来」は西大寺のご本尊。

◼大安寺(奈良県奈良市)

★高野山真言宗

大安寺は、奈良市中心部にある高野山真言宗の仏教寺院。本尊は十一面観音。開基(創立者)は聖徳太子と伝える。南都七大寺の1つで、奈良時代(平城京)から平安時代前半は東大寺、興福寺と並ぶ大寺であった。

◼喜光寺(奈良県奈良市)

★法相宗 薬師寺別格本山

奈良時代に架橋、土木工事などの社会事業に携わり、東大寺大仏造立にも貢献した僧・行基が創建したと伝わる。この一帯が菅原氏の治領であったことから「菅原寺」とも呼ばれる。

ご本尊の阿弥陀仏に因んだご朱印「無量寿殿」。

2017年ロータスロードの限定ご朱印「七宝蓮」。

◼法華寺(奈良県奈良市)

★光明宗

光明皇后ゆかりの門跡尼寺として知られる。東大寺が全国の総国分寺であったのに対し、法華寺は総国分尼寺と位置づけられ、奈良時代には日本の総国分尼寺とされた。

国宝でご本尊の「十一面観音」のご朱印。

◼海龍王寺(奈良県奈良市)

★真言律宗

海龍王寺は「隅寺」「隅院」「角寺」「角院」などと呼ばれていた。「隅寺」とは、皇后宮(藤原不比等邸跡)の東北の隅にあったことからといわれている。伝承では天平3年(731年)、光明皇后の発願で建立され、僧・玄昉が初代住持となったというが、正史に記載がなく正確なところはわかっていない。

ご朱印の「妙智力」とは、観音さまの妙なる智の力ですの意味。

◼福智院(奈良県奈良市)

★真言律宗

前身は736年(天平8年)に聖武天皇が発願して玄昉が創建した清水寺が始まりで、1254年(建長6年)に興福寺の僧が再興して福智院に改名し、その後叡尊が再建した。ご本尊の地蔵菩薩坐像 は、像高2.7メートル、台座と光背を含めた総高は6.7メートルに及ぶ。

ご本尊に因んだご朱印「地蔵大佛」。

毎月15日の限定ご朱印「甘露王」。甘露王とは阿弥陀如来のことで、ご本尊の地蔵菩薩の後ろに祀られている。

毎月1日の限定ご朱印「琰魔天」。

2017年秋の季節限定御朱印「慈愛」。

境内に出店したまるのこカフェでドリンクをいただくと、ご朱印の引換券がいただける「一味和合」。